2011年11月12日土曜日

季節の庭:秋

夏の花が終わったところで冬から春にかけての準備のために少し庭を作り直した。
全景①











全景②















上の2枚の写真は今回少し作り直した庭の全景(前庭の左半分)である。


全景②の左下にあるものだが、これは一昨年の秋に作ったものである。


見た人のほとんどが離れたところから一見して「あれはバーベキューコンロか」と言う。
近づいて見ると水が張ってあるのでバーベキューコンロではないことは分かる。

実は睡蓮鉢が埋め込まれていてメダカも飼育している。
ちょっとしたきっかけでメダカを飼育し始めたのだが、どんどん増えてきたので今年はもう少し大きな飼育場所(全景①の右下)を作った。














網がかけてあるのは、いつも近所の猫が庭に入り込んでくるからだ。


今回これを作るのにあわせて、他の部分にも大分手を入れた。



ここに植えられているのは芝桜だが、これまでは下半分の幅で、写真右方向にある今回作った飼育場所の所まで植えてあったのだが、長さが短くなった分幅を広げた。

来年の秋に、現在は芝生の部分を全面芝桜にしようと思っている。


芝桜の上の所は、これまではレンガで正方形に囲んであった。


植えてある木はドウダンツツジである。
株下に細い葉を伸ばしているのはハナニラで、やがて白や薄紫の小さな花が咲き出す。

今は見えないが、ここにはスズランも植えてあるので、ハナニラの花が終わる頃にはスズランが葉を伸ばしてくる。花が咲くのは4月下旬から5月上旬だ。


今回作り直した二つ目はここである。


小さな花壇だが、これまでは4分割して異なる花を植えていたのを、今回は一つにまとめた。
花はすべて黄色のパンジーで統一した。
春の色と言ったらなんといっても黄色である。

パンジーの両側にはチューリップの球根が植えてある。初春になれば芽を出すはずである。



次に手を入れたのが下の2枚の写真の部分だ。
モミジと枝垂れ梅の木の株下だが、これまでは芝生であった。
その芝をはがして、レンガで囲ってある。














中には彩りでこの時期のガーデンシクラメンを植えてあるが、他にもスズランとアッツザクラが植え付けてある。
これらも春のそれぞれの時期には咲き出すだろう。


もう一カ所同様にレンガで囲ったのがこのソメイヨシノの株下だ。


ここに今葉がでているのはフリージアで、他にはやはりスズランが植えてある。


そして今回新しく作ったのが次の写真だ。













モッコウバラのフェンスである。
手前の枝垂れ梅が目立つが、その後ろ側にモッコウバラが植えられていて、その枝がずいぶん伸びてきたのでフェンス仕立てにしたものである。


今回はここまでで一段落にして、今年中の生け垣の剪定に合わせて、もう少し手を入れるつもりでいる。


庭も、年々季節ごとに少しずつ変化している。

2011年11月10日木曜日

本の旅:「街道をゆく35 オランダ紀行」(司馬遼太郎)

読み始めてからずいぶん間が空いてしまった。

オランダ紀行、<『フランダースの犬』のあとさき>という章が目を引いた。
日本では誰でも知っているほどに有名な『フランダースの犬』が西欧では全くというほど知られていないという。そのことについて時代背景や国民性などに触れながら考察していてなかなかおもしろい。

また、レンブラントやゴッホなど絵画に関わる記述も多く、美術全集からそれらを取り出してきて、あらためて二人の画家についての解説を読んだり絵画を見たりして楽しむことができた。

これまでゴッホの絵はあまり好きになれずにいたのだが、『オランダ紀行』のゴッホに関する文章を読んでゴッホに対する見方がすっかり変わって、これまでと違った目でゴッホの絵を見ることができるようになった。

今度どこかの美術館でゴッホの絵と出会うのが楽しみだ。