4月9日。
まず最初に菊川市郊外にある横地城跡に向かった。市街東の山の上にある山城の跡で周辺には桜の木が多数あるがもう散り始めていた。
訪れる人もあまりない様子で、駐車場に数台の車があったが、出会ったのは数人の観光客とハイカーだけだった。
このあと市の中心部に入り、駅の南側に見える小高い山の上にある菊川公園に行った。
ここは駐車場もいっぱいで、お年寄りと近くの保育園の園児たちで賑わっていた。
ここも桜は花を散らし始めていた。
次は菊川市街から北東に広がる牧之原大地に上がり、島田市にある牧之原公園に向かった。
ここは桜が満開でちょうど見頃だった。
ここからは眼下の島田市旧金谷町から東に広がる志太平野が一望できる。
さらに、今年は厳しい寒さの影響で開花が遅れていたカタクリの花も見頃を向かえていた。山の北側斜面いっぱいにカタクリの花が咲き乱れていた。
地元の人達が保護活動に取り組んでいるからなのだろうか、今年はまた一段と花の数が増えたように感じた。
公園を出て牧之原台地を東に下り、大井川を渡って行くと前方に大井川東岸の桜並木が目に入ってくる。
大井川と並行して流れる支流大津谷川土手の桜並木である。
ここもちょうど見頃で、久しぶりの暖かな陽気のせいもあって、桜の下を散歩するお年寄りを多く見かけた。
次は瀬戸川の桜並木を目指した。藤枝市の中心部を横切って車で15分前後だ。
藤枝駅と旧市街を結ぶ道路から川上に向かって2キロ近くに渡って続く桜のトンネルは見事で、たくさんの人達が散歩を楽しんだりお弁当を広げたりしていた。
ここもそろそろ散り始めといったところで花見には絶好な具合だった。
ここは私自身が勤務地の関係で5年間ほど通った道である。
この道を走るのがいちばんの楽しみな時期はやはり春だったが、なかでも特に気に入っていたのは開花前の10日くらいの間である。
なんとなく春めいてきたある朝、ふと桜トンネルの空気がかすかにピンク色に染まっているように感じる。桜の蕾が膨らみ始めたのだ。その色合いは日増しに濃くなり、ある朝桜が開花する。
この間の桜のトンネルの雰囲気はなんとも言えない味わいがあった。
最後に行ったのは吉田公園である。
ここは10数年前に花博が開催された場所で、跡地が公園として整備されている。
毎年この時期にはチューリップ祭(?)なるものが開かれているので、今回も立ち寄ってみた。
花壇の構成などは例年とほとんど変わらないように感じたが、たくさんのチューリップが咲きそろったようすは圧巻であった。
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