岡崎公園の桜や京都市美術館の建物に目をやりながら神宮道を南下する。
大鳥居を過ぎた所で慶流橋から琵琶湖疎水沿いの桜を眺める。ここから見る東山方向の桜はなかなか見応えがあってお気に入りのスポットの一つだ。静かな水面に映る桜もいいし、散り始めた頃の花筏もいい。桜の下を花見の遊覧船がゆっくり進む光景もけっこう画になる。
三条通に出たら左折して蹴上に向かう。
途中、通り沿いの店で昼食を摂りながらビールで喉を潤す。
蹴上の交差点まで出たら道路を横断してインクライン跡を目指す。
ここの桜も見事で例年多くの地元の人達が花見を楽しんでいる。
今年は満開をちょっと過ぎた感じだったが、それでもたくさんの家族連れなどが桜の下で弁当を広げて桜を愛でていた。
インクラインを下りきるとちょうど真っ直ぐに南禅寺に向かう道に出る。東に5分ほど上ると南禅寺に着く。
普段は比較的空いていて静かな雰囲気が感じられるので私は気に入っている場所だ。
桜の名所というような所ではないが、それでもこの時期は混んでいてトイレも外まで人が並んでいるくらいだった。
久しぶりに三門に登って石川五右衛門になった気分で京都の町を眺めようと思ったが、入り口で順番を待つ長蛇の列を見てあきらめた。
水路閣を見て、方丈に向かうことにした。
方丈ではゆっくり庭園と狩野派の襖絵を観賞した。
ここでやっとのんびりできていつもの南禅寺に来た気がした。
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