2011年10月13日木曜日

駿遠線の旅:相良新駅跡~須々木駅跡 (by bicycle)

当時は田んぼの中を走っていた線路も、今ではその跡はすっかり家々にのみ込まれてしまっている。
相良新駅に向かって走る線路跡
この自転車道も相良新駅のあった辺りでいったん途切れてしまって、一般道を迂回する。相良新駅の跡の一角はバスの営業所になり、当時の広い敷地には新しくできた広い道路に沿って多くの建物が建ち並んでいる。当時は町はずれの寂しい所だったが、郵便局や銀行も周辺に移転してきていて、今ではすっかり町の中心になっている。

相良新駅跡の一角にできたバスの営業所
相良新駅跡から南に進むと右手に小高い山(?)が見えてくる。小堤山である。ここは公園として整備されており春は桜に包まれる。


この麓から再び線路跡の自転車道が整備されている。そして、そこには小堤山の下を通り抜ける駿遠線で唯一のトンネルである小堤山隧道がある。


小堤山隧道
このトンネルを抜けると左手に飯津佐和乃神社がある。9月中旬の祭礼にはお船神事が行われ御輿の行列が町内を練り歩き、多くの見物客で賑わう。

トンネルから数百メートルで県道と交差する。その角が旧波津駅であったが、今では民家になっている。
波津駅があった所
波津駅跡を過ぎると南に向かっていた線路跡は緩やかに右にカーブし、やがて海岸線と平行に走る。
波津地区
須々木地区
周辺は砂地の畑が広がり昔からサツマイモや大根が栽培されていた。今でもそうである。
波津駅跡から1キロほどで須々木駅があった辺りに着く。周囲には目印になるものは何もなかったところだが、幸いにもここには須々木駅の跡を示す駅名の表示があった。


文字は当時のままに右から読むように書かれており、旧かなも遣われている。

ここから先も線路跡はただひたすら真っ直ぐに海岸線と平行に走っている。

須々木地区を真っ直ぐに走る線路跡
次は落居である。







































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