2011年10月14日金曜日

駿遠線の旅:須々木駅跡~地頭方駅跡 (by bicycle)

須々木駅を後にして真っ直ぐな線路跡をしばらく進むと自転車道は緩やかに下りながら海岸線から離れ、山側に向かってカーブしつつ民家の生け垣の間を走り抜ける。
途中にはいかにも線路沿いの並木といった感じの桜並木のトンネルもある。
しかし、木の大きさから考えると、これは駿遠線の廃線後に植えられたように思われる。

須々木~落居間の桜並木
家並みを抜けると県道と交差し、やや登りになった後、線路跡は山に沿った小高いところを真っ直ぐに伸びている。左方向を見下ろすと先ほど交差した県道が併走している。
5~6百メートルも走ると落居駅の跡に着いた。
ここにも駅名の表示板があった。

落居駅跡から後方(→須々木駅方向)を見る
ここの表示は左からの表記だ
落居駅跡から進行方向(→地頭方駅方向)を見る
この辺りは左右どちら側もそれぞれずっと変わらない景色が続く。
小高いところを走ってはいるが、海岸線からは200メートルあるかないかの距離である。海抜は10メートル前後だろうか?民家はこの線路跡よりも海側にあり、地震があって大きな津波がくれば全戸が呑み込まれかねない。
避難場所や避難経路の確保は急務の地域だ。

1キロ程で地頭方駅の跡に着いた。ここは貨物などの積み卸しも行われていて、ちょっとした駅前広場のようなスペースもあった駅である。

周辺にはたくさんの桜の木も見られ、あちこちにベンチも置かれている。今でも地域の人達の憩いの場となっているようである。

地頭方駅前



地頭方駅の跡地には民家が立ち並んでいる


地頭方駅を出ると線路跡は大きく右にカーブして駿河湾に面した海岸線を後にして遠州灘に面する旧浜岡町(現御前崎市)に向かう。

線路跡はこの直線の先で大きく右にカーブする





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