2011年9月22日木曜日

北陸の旅:(11)九頭竜川を遡って

永平寺を出て帰路につく。
大野市を通って九頭竜川をさかのぼり岐阜県に抜けて東海北陸自動車道に出るつもりだ。
時間は12時30分を過ぎているのでどこか途中で食事を摂ることにする。

永平寺から5~6キロ南下して福井と大野を結ぶ道路に出たところで、大野に向かって東進する。

30分も走ると山の上に建つ大野城が見えてきた。
ここにも寄りたい気持はあるが、近くの駐車場に車を止めて山上の天守閣を目指すとなると1時間以上はかかってしまうので、市中には入らないで大野城を左に見上げながらトンネルを抜けて市街を迂回する。

大野城
次の交差点を右折して10キロ程走って山道に入ると宝慶寺があるのだが、これも今回はパスせざるを得ないのでここも直進した。

道路は田園風景が広がる中を緩やかに登り続けて九頭竜に向かっている。
30分くらい走ると道の駅九頭竜に着いた。

ここはJR越美北線の九頭竜湖駅に隣接しているのだが、これまでにここで汽車を見かけたことは1度もない。廃線になった終着駅の跡だと思っていたが、まだ営業運転をしているようだった。

ここの小さな道の駅で大きな舞茸を見つけてしまった。大好物である。昨夜の松茸よりも、私は舞茸のほうが好きである。辺りを見回すと舞茸の天麩羅がまだ2パック残っていたので2つとも買った。1パック300円だった。これは安いのだろうか高いのだろうか?

(昼食がまだだったので)何か食べ物はないかと探したら、隣に小さなそば処があった。
覗いてみると、舞茸そばというのがある。当然のようにそれをいただいた。
秋の味がした。

時間は2時近い。明るいうちに自宅に帰り着きたいと思っているので先を急ぐ。
ここから一気に登って九頭竜ダムのダム湖に出る。なかなか大きなダムだ。この辺りは紅葉の名所だ。時期になったらまた来るつもりでいる。

九頭竜ダムから下流を臨む

九頭竜ダム湖
その時には、今回寄れなかった大野城・宝慶寺、それにホワイト家族のCMで有名になった一乗谷朝倉氏遺跡、平泉寺白山神社に行こうと思う。

九頭竜ダムから山道を登って山脈越えだ。冬季には雪が深くて通れなくなる道である。
上り詰めたところ、油坂峠から先は新しくできた中部縦貫道という立派な道路があり、それを使うと白鳥ICでそのまま東海北陸自動車道に合流する。

あとは往路の逆の経路で美濃関JCTで東海環状自動車道に入って豊田JCTから東名高速にでた。

往路は平日だったので、100キロを目安に高速道を出入りしたが、この日は休日(土曜日)で距離・回数制限なしの料金50%割引が適用されるので、一気に菊川ICまで走った。

ちょうど5時には菊川ICを出た。
全く気にしていなかったが、ふと燃料計に目をやると目盛りはレッドゾーンを指していた。
またしても際どかった。「2度あることは3度ある」の通り2度あったことの3度目があった。
しかし、いずれもセーフだからOKである。


2011初秋 北陸の旅   「完」

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